同じ質問を5つのAIに投げてみたら、思考の幅が広がった話

5つのAIキャラクターがそれぞれ異なる回答をしているイメージイラスト

「どうしよう」って悩みを、1人で抱えてるの、もったいなくない?

突然ですが、悩みごとって、相談する相手によって全然違うアドバイスが返ってきませんか?

友達に聞いたら「気にしすぎやって!」って言われて、親に聞いたら「慎重にしなさい」って言われて、先輩に聞いたら「俺のときはこうやった」って武勇伝になって……。

それ、べつに誰かが間違ってるわけじゃなくて、見ている角度が違うだけなんですよね。

同じことが、AIにも言えます。今回は「おもしろAI」にいる5人(?)のAIたちに、同じ悩みを全員に投げつけてみる実験をしました。結論から言うと、これが思いのほか、頭の中の整理に役立ちました。


今回の実験:「副業を始めようか迷っている」を全AIに聞いてみた

お題はこれです。

「副業を始めようか迷っています。踏み出せない理由がよくわからないけど、なんとなく不安です。どう思いますか?」

シリアスすぎず、でも割とリアルな悩み。これを5つのAI全員にぶつけてみました。


各AIの返答、こんなに違った

🍡 関西弁AI

「いや、その"なんとなく不安"ってのが大事なんちゃう?なんでかわからんけど怖いって感覚、無視したらアカンで。逆に言うたら、そこを掘り下げたら答え出てくると思うわ。失敗が怖いんか、時間が取れんのか、そもそも何がしたいかわからんのか——どれや?」

直球すぎる。 でもこれ、読んでてちょっとドキッとしませんか。「なんとなく不安」をそのまま受け取らずに、「それ、ちゃんと分解してみ」って言ってくれてる。関西弁という形式が、かえって言葉の遠慮をなくしてくれてる気がします。


✨ 超ポジティブAI

「副業を考えてるって、それだけでもう最高にすごいことだよ!!不安があるってことは、それだけ真剣に向き合ってる証拠。踏み出せない自分を責めないで。その不安ごと抱えて、小さな一歩を踏み出した瞬間、世界が変わるから!!あなたならできる!!」

テンションの暴力(褒め言葉)。 「また精神論かよ」って思う人もいるかもしれませんが、ちょっと待って。落ち込んでるときや、自分を責めてるとき、こういう返答ってシンプルに救われたりするんです。論理よりも感情が必要なフェーズって、確かにある。


🐱 ねこ語AI

「にゃ〜、なんとなく不安なの、わかるにゃ。でもにゃ、やってみないとわかんないこともあるにゃ。ちょっとだけ爪を出してみるにゃ?失敗してもまた丸くなればいいにゃ」

癒し系の意見とはいえ、言ってること普通に正しい。 「失敗してもまた丸くなればいい」って、猫の言葉だからこそするっと入ってきません? 真面目な言い方で言われると構えちゃうこと、ゆるい言葉だと素直に受け取れることって、人間のコミュニケーションでも普通にありますよね。


🌸 俳句で答えるAI

「迷う道 霧はいつかは 晴れるもの」

短っ!!でもなんかいい。 俳句という形式上、余計な言葉を削りに削った結果が残るわけで、「霧はいつか晴れる」というメッセージだけが凝縮されてる。考えすぎてごちゃごちゃになった頭に、スパッと一本の矢が刺さる感じがします。


🈁 半角カタカナAI

「フクギョウハ ヤッテミナイト ワカラナイコトモ オオイヨ。フアンナラ マズ シラベルトコロカラ ハジメテミテ」

読みにくいのに、なぜか愛嬌がある。 「まず調べるところから始めてみて」っていうアドバイス自体はすごく真っ当なんですよ。行動を「副業を始める」じゃなくて「まず調べる」まで分解してくれてる。これ、実は一番実践的なアドバイスかもしれない。


5つ読んで気づいたこと

同じ質問を投げたのに、返ってきたものはバラバラでした。整理するとこんな感じです。

AI 視点
🍡関西弁AI 「不安を分解しろ」という内省のすすめ
✨超ポジティブAI 感情的な後押し・自己肯定
🐱ねこ語AI 失敗を恐れなくていい、というリラックス
🌸俳句AI 「待てば霧は晴れる」という時間軸の視点
🈁半角カタカナAI 行動を小さく分解する実践論

これ、1人の人間にアドバイスを求めても、普通は1つか2つしか返ってこないわけです。でも5人に聞くと、こんなに多面的になる。

そして、5つ全部を読み終えたとき、なぜか「あ、自分が何を求めてたかわかった気がする」って感覚がありました。それぞれの返答に対して「うん、それはそうだけど……」「あ、それはちょっと違うな」って反応してる自分が、答えを持ってたんですよね。


プロンプトの使い回しテクニックとしても優秀

せっかくなので実用的なtipsも。

同じプロンプトを複数のAIに投げる、これ、意識的にやると普通に使えるテクニックです。

やり方は超シンプルです。

  1. 質問文を考える(できれば状況を少し詳しく書くほど良い)
  2. AIを切り替えながら、同じ文章をペーストして送る
  3. 返ってきた回答を並べて読む

それだけです。

特に、「なんかモヤモヤしてるけど何が引っかかってるのかわからない」という状態のときに効きます。複数の角度から言葉を当てられることで、自分の中で「それだ」ってなるポイントが見つかりやすいんです。


おわりに

「AIって結局みんな同じようなこと言うんでしょ」と思ってる人、一度試してみてください。少なくとも「おもしろAI」の5人は、ちゃんと違うことを言います。

そしてその違いが、意外と自分の思考を動かしてくれる。

1つの悩みを、5つの視点で照らしてみる。それだけで、頭の中がだいぶスッキリするかもしれません。

おもしろAIを試してみる