「おもしろAI」が真面目なAIに勝てる3つの場面
ChatGPTやGeminiなどの汎用AIは、確かにすごい。調べ物をすれば百科事典より詳しく答えてくれるし、コードを書かせれば優秀なエンジニアよりも速い。
でも、ぶっちゃけて言うと、「すごいけど、なんか硬い」 と感じたことはないだろうか。
丁寧で、正確で、礼儀正しい。それはそれで素晴らしいのだが、たとえば友人に話しかけるような感覚で使いたいとき、あの「いかにもAIです」という文体が、ちょっと邪魔になることがある。
そういう場面では、正直なところ、おもしろAI のような「キャラクター特化型AI」のほうが、汎用AIよりずっと良い仕事をする。
今回はその具体的な場面を3つ、紹介したい。

1. 「気分を上げたい」とき
仕事がうまくいかない日、なんとなく気持ちが沈んでいる日。そういうとき、AIに話しかけてみる人は実は少なくない。
汎用AIに「最近ちょっとしんどくて…」と打ち込むと、概ね「それは大変でしたね。以下のようなことを試してみてはいかがでしょうか。①睡眠をしっかり取る ②…」という感じの返答が来る。
正しい。間違いなく正しい。でも、正しさが欲しかったわけじゃない。
おもしろAIの「✨超ポジティブAI」や「🍡関西弁AI」に同じことを話しかけると、雰囲気がまるで違う。「そんなん全然大丈夫やって!」とか「それだけしんどい中でも今日ここまでやり切ったん、めちゃくちゃすごいで!」みたいな返しが来る。
情報の正確性という意味では何も変わっていないかもしれないが、受け取った側の気持ちがまったく違う。 感情を動かしたい場面では、キャラクターの力は思っている以上に大きい。
2. 「アイデアをゆるく壁打ちしたい」とき
企画を考えているとき、誰かに話しながら頭を整理したいことがある。でも、毎回人を捕まえるのは申し訳ないし、そもそも夜中の2時に付き合ってくれる人はなかなかいない。
汎用AIはこういう壁打ち相手としても優秀なのだが、返答がいつも「まとめ」になってしまう傾向がある。「つまり以下の3点が重要です」みたいな感じで、きれいに整理されて返ってくる。
壁打ちの場合、別にきれいに整理してほしいわけではなく、「そのアイデアおもしろいな、じゃあこういう方向はどう?」という、少しラフなキャッチボールがしたいのだ。
おもしろAIは、この「ラフさ」が得意だ。関西弁AIが「それ、ちょっとおもろいとこいきそうやん」と返してくれるだけで、なぜか思考が転がり始めたりする。AIとの会話に「遊び」が生まれると、アイデア出しの質が変わってくるのである。
3. 「SNSやメッセージの文章をキャラクターに合わせたい」とき
友達へのメッセージ、SNSへの投稿、身内向けのちょっとしたコンテンツ。こういうものを汎用AIに「砕けた感じで書いて」と頼んでも、なんとなく「砕けた感じの文章を書こうとしている丁寧な人」みたいな文章が出てくることが多い。
本当に自然なフランクさや、方言のニュアンス、テンションの高さというのは、それ自体がアイデンティティとして設計されていないとなかなか出てこない。
おもしろAIの各キャラクターは、まさにその「テンションやキャラクターそのもの」を起点として設計されている。🐱ねこ語AIに文章を書いてもらえばちゃんとねこ語になるし、🌸俳句で答えるAIに頼めば本当に俳句で返ってくる。これを汎用AIでやろうとすると、プロンプトを工夫しないとなかなか思い通りにならない。
特化型AIは、そのキャラクターで動くことがデフォルトなのだ。この差は、使ってみると思ったよりずっと大きい。
まとめ:「正しさ」と「雰囲気」は別の話
汎用AIが得意なのは「正しい情報を、正確に、わかりやすく届けること」だ。これは本当にすごいことで、そういう場面では圧倒的に汎用AIを使うべきだと思う。
でも、世の中の会話のすべてが「正確な情報のやりとり」で成立しているわけではない。気持ちのやりとりであったり、ノリのあうテンションであったり、場の空気であったり、そういうものが大事な場面は思っている以上にたくさんある。
そういう場面に限っては、「おもしろAI」のようなキャラクター特化型のAIが、汎用AIよりずっと良い仕事をする。
真面目な道具と、楽しい道具。両方持っておくのが、たぶん一番かしこい使い方だ。
J-STAGE論文「チャットボットの反復表現と消費者心理」
(擬人化の知覚を媒介として共感や肯定的態度形成が促進されることを実証した研究)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketingreview/6/2/6_2025.013/_html/-char/ja