議事録のドラフトをねこ語AIに書かせると、なぜか読みやすくなる件
会議の議事録って、書いてる本人は真面目なのに、なぜかものすごく読みにくいことがあります。
「〜という観点から検討を行った結果、〜という方向性で進めることが望ましいという合意が形成されました」みたいな文章、心当たりありませんか。
そこに、まさかの救世主として登場するのが ねこ語AI です。

まず「ねこ語AI」って何?
おもしろAI に搭載されているAIのひとつで、何を質問しても ねこ語で答えてくれる というやつです。「にゃ」とか「にゃー」とかが文末についてきます。
一見、完全にふざけているように見えます。実際ふざけています。
でも、これが議事録に対して意外な効果を発揮するんです。
ねこ語AIに議事録を通すと何が起きるか
試しにこんな議事録を食わせてみてください。
「本会議においては、次期プロジェクトの推進に向けた体制整備に関して、各部門の担当者間で認識の共有を図ることを目的として議論が行われ、スケジュールの確定については引き続き調整を要するという結論に至った。」
ねこ語AIがこれを受け取ると、こんな感じで返してきます。
「次のプロジェクトに向けて、みんなで認識を合わせたにゃ。スケジュールはまだ調整中にゃ。」
…あれ、めちゃくちゃ読みやすくないですか。
(ご使用の際には機密情報等は適宜伏せ字等の適切な処理を施してからご使用ください)
Digital Library「わかりやすい議事録の書き方とコツ5選」
https://www.nomura-system.co.jp/contents/gijiroku-kakikata/
なぜこれで読みやすくなるのか、構造的な理由
これ、別にねこ語の「にゃ」に魔法があるわけじゃないです。
もっと根本的なことが起きています。
ねこ語AIは、長ったらしい文章を「にゃ」で締めないといけないという制約を持っています。
「〜という観点から検討を行った結果、〜という方向性で進めることが望ましいという合意が形成されました」みたいな長い従属節の塊を、そのまま「にゃ」でつなぐのは非常に困難です。
自然と 文章が短く分解され、主語と述語が明確になり、余分な敬語的言い回しが落ちていく んです。
つまり、ねこ語という制約が、いわば「文章の脂肪燃焼」として機能しているわけです。
日本語の議事録にありがちな問題点を整理するとこうなります。
- 主語が不明確
- 一文が長すぎる
- 結論が文の最後にしか出てこない
- 「〜という観点から〜という形で」みたいな冗長な構文
ねこ語AI、これ全部ぶった切ってきます。容赦ないです。
実際の使い方
やり方はシンプルです。
- 会議が終わったらとりあえず雑に書いた議事録ドラフトを用意する
- おもしろAIの 🐱ねこ語AI を開く
- 「以下の議事録を要約してにゃ」と一言添えてドラフトを貼り付ける
- 返ってきたねこ語を「人間語」に翻訳しなおす
この4ステップ目、「にゃ」を取り除いて文体を整えるだけで、驚くほどすっきりした議事録になります。
むしろ 「にゃ語バージョン」をそのまま共有したい気持ちになる のをぐっとこらえるのが最大の難関かもしれません。
「でも他のAIでも要約できるんじゃ?」という声に答える
そうなんです、普通のAIに「要約して」と頼んでも要約はしてくれます。
でもそのとき、AIは 「いい感じの議事録っぽい文章」 を出力しようとするので、またちょっと堅くて長い文章に仕上げてきがちです。
ねこ語AIの場合、「ねこ語で答える」という大前提があるので、そもそも 「議事録っぽくしよう」というバイアスが働きません。
要点だけを抜き出してねこ語にするしかないので、結果としてノイズが少ない出力になるんです。
制約を与えることで創造性や明快さが増すというのは、俳句や短歌でも起きている現象で、ねこ語AIはそれを議事録に応用しているとも言えます。まあ本人(AI)はそんなこと考えてないと思いますが。
まとめ
- 議事録はそのままだと冗長になりやすい
- ねこ語AIに通すと、ねこ語という制約のせいで文章が強制的に短く・明快になる
- 返ってきたねこ語を人間語に直すだけで、読みやすい議事録のドラフトが完成する
- これはふざけているようで、言語的には割とちゃんとした理由がある
「真面目な用途にふざけたAIを使う」というのが、案外いちばん効率的だったりするんですよね。
ぜひ次の会議のあとに試してみてください。にゃ。